「テスト期間なのに全く勉強が手につかない」
「受験勉強がつらい」
「勉強なんかやめて遊びたい」
一人で机に向かって勉強をしているとこういう心境に陥ってしまうことってありますよね。
この記事を見てくれているほとんどの人が「今」勉強に対するモチベーションが低下している人だと思います。
私も受験期の秋に模試の結果が思うように伸びず一週間ほど勉強が手につかなくなったことがあります。
今回は、「勉強に対するモチベーション」に焦点を置き、モチベーションの上げ方をご紹介していきます。
この記事でご紹介する方法は、勉強以外のことにも大いに役立ちますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
勉強がつらくて逃げ出したいあなたへ
そもそもなぜ勉強がつらいのでしょうか。
それは勉強に対して悩みがあるからです。
何かに悩んだ時に私がよくやる方法は、悩みを書き出してみるということです。
悩みを書き出して可視化することでほとんどの悩みは軽減されます。
これは多くの本や心理学者の方も提唱しているので効果があると思います。
では、勉強の悩みとはなんでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
・本当に成績は伸びているのだろうか
・今の学力で合格できるのか
・合格できなかったらどうしよう
・周りに比べて自分は劣っている
・今の学習時間で本当に大丈夫なのだろうか
・自分の勉強法は合っているのか
などなど
このように悩みを書き出してみてください。
おそらくこれらの不安や悩みが勉強がつらいに直結してくるのだと思います。
では、不安や悩みは合ってはならないものなのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
自分がどんなに優秀だと思っている人でも不安や悩みを抱えています。
どんなに自分の学力が向上したとしても勉強の悩みは生まれてきます。
しかし、不安や悩みを抱えているということは、成長している証拠でもあります。
人間は楽しい経験をしている時にはほとんど成長しません。
人間が成長するのはつらい経験をしている時です。
勉強でつらい経験をしている時は、成長している証拠だと思い、不安や悩みはみんなあるんだと考えることで軽減されるはずです。
また、「嫌われる勇気」という本を読んだことはありますか?
「その中にこの世の全ての悩みは対人関係からなる」と記されています。
先ほど例にあげた悩みを見返してみてください。
自分は周りよりも劣っていると考えるのは他人と自分を比べているからです。
他人の目を気にせず自分の信じる勉強法で突き進めば良いのです。
少し楽観的に思えるかもしれませんが他人の目を気にしないようにすることで案外すっきりしますよ。
それでもまだ悩みが消えないという方は、「嫌われる勇気」を読むことをお勧めします。
受験勉強の時間を削ってでも読む価値があります。
話が精神論になってしまい申し訳ありません。
精神論ばかりで受験は勝てませんよね。
合格に必要なことは「絶対に合格するとういう強い意志です」
これまた精神論っぽい(笑)
でも本当のことです。
そして、その強い意志を手助けしてくれるのが今回のテーマである「モチベーション」です。
では、序章が少し長くなってしまったので早速、モチベーションを上げるための具体例を見ていきましょう。
勉強のモチベーションを上げる5つの方法
まずは勉強をする全ての人に向けたモチベーションを上げる方法を5つご紹介します。
勉強環境を変える
モチベーションを上げる最も効果的な方法は勉強する場所を変えることです。
環境には人を強制する力があります。
家の机、塾でなかなかやる気が起きずモチベーションが上がらない時にぜひ実践してみてください。
勉強する場所を変えるだけで驚くほどに勉強に対するモチベーションが上がります。
私のおすすめは、学校の図書館やカフェなどです。
めちゃくちゃメジャーですね(笑)
無音の状況の中で勉強するよりも多少のノイズがあった方が集中できたりもします。
正しくカフェインをとる
カフェインには集中力を持続させる効果があります。
カフェインを摂取することで、覚醒作用によって脳神経が活性化されます。
実際に、東北福祉大学の研究により「カフェインの摂取は集中力の持続に有益性がある」とされています。
集中力を上げることでモチベーション向上にもつながります。
ただし、カフェインの1日の摂取量は欧州食品安全機関により
1日あたり400mg以下
1回あたり200mg以下
と定められています。
カフェインの過剰摂取は、急性中毒の恐れがありますので十分注意しましょう。
目安は、1時間に9杯以上飲まない、一日40杯以上飲まないことです。
かなりの量ですが、十分気をつけてください。
最強の仮眠をとる
仮眠は脳をリフレッシュさせる最も効果的な方法です。
ただし、少しの仮眠のつもりがつい何時間も寝てしまったという経験があると思います。
そこでおすすめなのが「コーヒーナップ」です。
コーヒーナップとは、仮眠をとる前にコーヒーを一杯飲み干してから、タイマーを20分にセットして仮眠をとるという方法です。
コーヒーを飲んでからカフェインが体内に摂取されるまでには約20分かかります。
そのためコーヒーのカフェインによる覚醒作用と起きるタイミングを合わせることですっきりと目覚めることができます。
ぜひ実践してみてください。
45分間勉強したら休憩
人間の集中力の持続時間は、
高い集中力を保てる時間が15分
集中力持続時間の限界が90分
とされています。
つまりどんなに長くても90分以上連続で勉強することは効率が悪いのでやめた方がいいです。
私は、45分で休憩を取ることをおすすめします。
90分ずっと勉強したとしても、最も高い集中を保てるのは最初の15分間です。
それは45分勉強したとしても変わりません。
よって、90分勉強し続けるよりも、半分の45分勉強した方が、高い集中時間を長く取れるのです。
いかに長い間集中したかも大切ですが、それ以上にどれだけ質の高い集中をしたかが大切です。
アイソメトリックを取り入れる
勉強のモチベーションを上げるためには、効率的に成果をあげ自信をつけることが効果的です。
そこでおすすめな勉強方法が、「勉強とアイソメトリックを組み合わせる勉強法」です。
そもそも、アイソメトリックとはなんでしょう。
アイソメトリックとは、関節の角度を一定にして力を出す運動のことです。
例えば腕立て伏せです。
では、なぜこのアイソメトリックと勉強を組み合わせると、効率的に学力を上げることができるのでしょうか。
それは、アイソメトリックを取り入れることで、長期的に記憶を保持できる長期記憶を鍛えることができるからです。
運動には脳を刺激する働きがあり、脳が活性化されることで長期記憶の強化に役立ちます。
座って簡単にできるアイソメトリックの方法は、
- 両腕を曲げて胸の前で合唱します。
- ゆっくりと息を吐きながら両手のひらを押し合います(10秒)
- 左側の肘を体の前で軽く曲げ、右手で左手首を押さえます。
- 右手で左手を下に押し、左手は右手に逆らって上に持ち上げます(10秒)
- 左右の手を入れ替えて同じ動作をします。
常に呼吸を意識して5分程度休憩時間に取り入れてみてください。
おすすめは先ほど紹介した休憩時間に組み合わせることです。
45分間集中して勉強に取り組み、5分間休憩時間をとりアイソメトリックを取り入れる。
ぜひ実践してみてください。
受験勉強のためのモチベーションの上げ方5選
次に受験生に役立つモチベーションの上げ方、保ち方をご紹介します。
もちろん受験生以外の人にもとても役立つ知識なのでぜひ最後まで読んでくださいね。
目標を明確にする
受験勉強や何か資格取得に取り組む際に必ずやるべきことは目標設定です。
目標が定まっていない状況でモチベーションを高く保つことはできません。
モチベーションを上げ、維持するためにも目標は明確に設定しましょう。
しかし、目標はただ決めればいいわけではありません。
目標は明確に決めなければ意味がありません。
では、明確な目標とはどういったものでしょうか。
明確な目標を設定する上で重要なことは
「具体化」と「数値化」です。
受験勉強をする時に漠然と「国立大にいきたい」という目標を立てるのではなく、しっかりと大学名学部学科まで明確にしましょう。
また、なぜその大学に入りたいのか、その大学に入ってどんな人間になりたいのか、そのさきの将来の自分についてまで考えられると最高です。
そして、数値化は、その名の通り目標を数字で表すことです。
次のテストで合格する。ではなく、次のテストは85点で合格する。
といったように目標に具体的な数値を組み込むことで、目標がより明確になります。
まだ目標を明確に立てていない人はまずは、ここから始めてみてください。
合格した人から学ぶ
合格した人から学ぶことは、モチベーションを上げるのに効果的です。
しかし、ほとんどの人が直接学ぶことなんてできないと思います。
そこで、私がおすすめする方法が2つあります。
1つ目が「合格体験記を読むこと」
志望校に合格した先輩の記事を読むことで、モチベーションアップに大いに役立ちます。
その先輩が悩んでいたことなどが書かれていることがよくあるので、悩んでいる自分を励ましてくれます。
進学校であれば学校が発行していると思いますし、それ以外にもググれば多くの情報が載っているのでモチベーション低下の特効薬として常備しておくことをおすすめします。
2つ目はメディスタオンラインの学習相談を活用することです。
メディスタオンラインはわからない問題を質問するだけでなく、学習相談をすることができます。
そして、講師は全国の大学の学生なので自分の進路に近い学生から直接相談に乗ってもらうことができます。
ぜひ活用してみてください。
メディスタオンラインについてはこちらから。
合格をイメージする
合格発表の日、合格してからの新生活、大学でのサークル活動など自分が合格した後のことを想像することでモチベーションアップにつながります。
これはかなりおすすめです。
特に大学受験に励んでいる高校生であれば、合格後の新生活をイメージして部屋のレイアウトを考える、入りたいサークルについて調べて想像するということはモチベーションアップにすごく役立ちます。
モチベーションが低下した時には常に自分を奮い立たせるためのいいイメージを想像してみましょう。
言葉にする
みなさん、言葉は現実化するということを耳にしたことはありますか?
そうです、永松茂久著「言葉は現実化する-人生はたった“ひと言”から動きはじめる」に書いてある言葉です。
人間の脳は常に判断を下しています。それはみなさんが無意識の状態のときにも脳は勝手に判断しているのです。
人の人生はその一つ一つの判断によって決まります。
つまり、合格する・しないの判断も実は無意識に行われているのです。
これは少し怖いですよね。
自分は合格したいのに脳は勝手に合格しないための判断をくだしてしまうのです。
では、どのようにすれば脳が無意識に合格するための判断をしてくれるのでしょうか。
それはとても簡単です。
言葉にするのです。
人間の脳は言葉にすることで無意識で自分の言葉を記憶してくれます。
(もっと詳しく知りたい方はこの本を買ってみてください)
つまり合格すると言葉にすることで
脳に合格するという情報が刻み込まれ、脳は勝手に合格するための判断を下してくれるのです。
人間が下す判断のうちほとんどが無意識による判断なので、ぜひ目標を言葉にして自分の脳に教えてあげてください。
すぐには結果が出なくてもいずれ大きな結果となって来ることでしょう。
仲間を見つける
受験勉強において仲間の存在は非常に大きいです。
特に自分よりも少し頭が良く、互いに刺激し合える仲間がいることで受験を乗り越えることができます。
人は自分との約束は平気で破ります。しかし、他人との約束は必ず守ろうとします。
そのため一緒に勉強する仲間(友達はダメです)を見つけて、その仲間と約束を結んでください。
「自分は今日中にこの問題まで終わらせる」など
他人との約束は自分のモチベーションを高めてくれます。
お互い、モチベーションを高めあって受験を乗り切ってください。
一人では成し遂げられないことも仲間とならできることはたくさんあります。
ぜひ素敵な仲間を見つけてみてください。
勉強のモチベーションを高める方法のまとめ
いかがでしたか?
勉強に対するモチベーションが少しでも上がりましたか?
この記事で書いたことを一つ一つ実践して勉強や資格取得のモチベーションアップにつなげてみてください。
また、このブログの記事はみなさんの勉強に対するモチベーションアップに繋がるよう考えて書いています。
ぜひ勉強に疲れた時、休憩時間、モチベーションが低下したときに読みに来てください。
ただ、このサイトから離れて、S N SやYouTubeをだらだら見てしまわないように注意してくださいね!