勉強する意味がわかりませんという疑問に答えます【医学生が語る】


 
勉強をしている時(特に数学)、
「なんでこんな問題を解かなきゃいけないんだよ。将来何に使うんだよ。勉強なんて意味あるのかよ」
と思ったこと一度はあると思います。
 
また、子供に「なんで勉強しなきゃいけなの?」
と質問され回答に困ったことがある親御さんもいると思います。
 
この記事では、現役の医学生がなぜ勉強しなければいけないのかについて徹底的にわかりやすく解説します。
 
勉強する意味をお伝えすることで、勉強に対しての考え方、取り組み方が変わってくれればと思います。
 
ぜひ最後までお読みください。
 
注意:あくまでの個人の見解ですので、一個人の意見として参考程度に読み進めてもらえると嬉しいです!

なぜ勉強しなければいけないのか

人はなぜ勉強しなければいけないのでしょうか。
 
その理由を私一人の意見ではなく仲間の意見も記しました。
 
思考は人それぞれ違います。10人いれば10人全員が違う考え方を持っていいとおもます。
 
ここに書いてあることの中から自分の考えに近い意見があればぜひ参考にしてみてください。
 

可能性を広げるため


 
勉強をすることで人生の可能性を広げることができます。
 
その典型が医者であるとおもます。
勉強せずに医者になることはできませんよね?
 
つまり勉強しない人にとっては、医者になるという選択肢は存在しないわけです。
 
しかし、医者になるために勉強してきた人が他のキャリアを歩もうとしたら色々な選択をすることができます。
 
つまり勉強はあなたの人生の引き出しを増やしてくれるのです。
 
世の中には勉強をさほどしなくてもできることと、勉強をしなければできないことがあります。
 
勉強ができれば、このどちらのことにも挑戦することができます。
 
勉強はあくまでみなさんをスタートラインまで運んでくれる手段に過ぎません。
 
自分が本当にやりたいことのスタートラインに行くための有効的な手段だと思います。
 
そのため、勉強はできないよりもできた方がいいと私は思います。 

本当にやりたいことへのリスクヘッジ


みなさん、リスクヘッジという言葉を聞いたことはありますか?
 
リスクヘッジとは、起こりうるリスク(危険)をある程度想定して、そのリスク(危険)に対応できる体制をとって備えるということです。
 
自分が本当にやりたいこと、好きなことをする上でリスクを考えたことはありますか?
 
「怪我をするリスク」
「将来食べていけなくなるリスク」
「収入が無くなるリスク」
 
色々なリスクがあると思います。
 
ここでは、スポーツを例にとってお話ししていきます。
 
あなたはあるスポーツが好きでそれを将来の仕事にして行きたいと考えているとします。
 
もちろん勉強なんてせずに、ずっと好きなスポーツのことだけを考えて学生時代を過ごすとします。
 
しかし、あるとき怪我をしてしまいスポーツが続けられなくなってしまいます。
 
さてどうしますか。
必死で自分のできる他の仕事を探すしかありませんよね。
 
しかし、もし勉強を並行して行っていたら他の仕事を探すことがもっと容易になると思いませんか。
 
「体は使えなくても、自分には頭が使える」
そう思えるだけで、自分のキャリアに自信を持って進むことができます。
 
だから、私がオススメする最大のリスクヘッジは「勉強」なんです。
 
勉強ほど簡単に手に入るセーフティネットはありません。
 
学生時代は勉強もしながら他のことに思いっきり挑戦してみてください。

努力値を知ることができる


まずはじめに努力値についてお話しします。
ここでいう努力値とは、目的を達成するための努力量のことです。
 
自分の目標を達成するためには、努力しなければいけません。
これは誰もがわかりきっていることだと思います。
 
しかし、多くの人は必要努力量までは理解できていないのです。
 
東大に合格するための努力量と地方国公立大学に合格する努力量とは全然違います。
 
その努力量、つまり努力値がどれだけ必要なのかは、実際に受験を経験した人でなければわかりません。
 
「努力すれば報われるとは限らない。努力は報われるまでするもの。」
という言葉があるようにただ努力をすればいいってわけではありません。
目的を達成するためにはそれなりの努力値が必要なのです。
 
そして、中学・高校時代に努力値を知ることでは非常に重要だと思います。
 
将来、何かに挑戦したいと思っても、努力値を知らない人にはどれだけ努力すればいいのか見当もつきません。
しかし、学生時代に努力値を知っていれば大変さもわかるし、やるべきことも明確にわかるようになります。
 
合格する・しないに関係なく大学受験を経験することは人生において非常に役立つと自信を持って言えます。

学歴が手に入る


 
「学歴社会は終わった」と耳にすることがありますが実際本当にそうでしょうか。
 
実際に出身大学の偏差値と年収には相関関係があります。
 
これは紛れもない事実です。
 
つまり、いい大学を出れば、いい暮らし(経済的に豊かな暮らし)ができるようになるわけです。
あくまでも統計データを基にした確率的な話ではありますが。
 
学歴で人を判断するのは、よくないと思いますが、実際、学歴が優位に働くことが多々あるのも現実です。
 
勉強すればいい大学に入れるのであれば勉強しない理由はありませんよね。

勉強は具体的にこうやって役立つ

実際に勉強がどのように役立つのが具体的にお話ししていきます。 

読解力は必ず役立つ


早速ですがみなさん、以下の問題に取り組んでみてください。
 
A: Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

Alexandraの愛称は(  )である。

(1) Alex (2)Alexander (3)男性 (4)女性
 
(引用元:Yahoo!ニュース|大事なのは「読む」力だ!~4万人の読解力テストで判明した問題を新井紀子・国立情報学研究所教授に聞く)
 
 
正解は(1)ですよね。簡単すぎると思うかもしれませんが、中学生の正答率はなんと、
37.9%だったのです。5人に2人しか正解できなかったのです。
 
この結果から日本人の読解力が低下していると懸念されています。
 
では、読解力が低下するとなぜいけないのでしょう。
 
それは、ロボットに仕事を奪われてしまう恐れがあるからです。
 
単純なルティーンジョブであればロボットの方が遥かに作業効率もコストも低く行うことができます。
 
しかし、ロボットには読解力がありません。
 
そのため、ロボット以下の読解力でこれから生きていこうとするものはロボットから職を奪われる未来が来るかもしれません。
 
その読解力を身につける教科が「国語」です。
 
国語を学ぶ意味はたくさんあると思いますが、
私が考える国語を学ぶ意味は
読解力を身につけるためです。
 
ロボットから自分の職を守るためにも読解力は必ず身につけておくべきです。

異文化をより深く学ぶことができる


 
英語を学ぶことで、自分の視野を大きく広げることができます。
 
日本語で書かれた文献と英語で書かれた文献の量を比較しても明らかに後者の方が多いことがわかります。
 
また、日本語を話す人と英語を話す人どちらが多いか考えてみると、英語を話す人の方が多いことは明らかです。
 
英語を学び、異文化をより深く知ることで、多くのビジネスチャンスを見つけることができます。
 
仕事は与えられる時代から自分で見つける時代にシフトしてきました。
 
語学を学んで新しい価値観に目を向けましょう。

本物を見極める力がつく


 
インターネットの普及により様々な情報を手軽に入手できるようになりました。
 
これは便利になった反面、情報の吟味が非常に困難になったとも言えます。
 
「この情報は本当に正しいのだろうか」
 
と自分の頭で考えて判断する必要があります。
 
その過程の中で、科学的な根拠を求める場面が出てくることもあるでしょう。
 
つまり、みなさんが学校でやっている理科の実験と同じような考え方に基づいてその事柄が正しいのか間違っているのかを検証すべき必要があります。
 
誤った情報に騙されないためにも最低限教養の範囲内の理科の知識を持っておくことは大切です。

未来を予想できる


 
「歴史は繰り返す」
この言葉を聞いたことはありますか?
 
歴史を学ぶことでこれからどのようになっていくのか予想することができます。
 
このことは、お笑いタレント・YouTuberで有名な中田敦彦さんが自身のYouTubeチャンネルでおっしゃっていました。
 
また、歴史上の人物には成功した人、失敗した人様々な人物について語られています。
 
そういった歴史上の人物の教訓を学ぶことで私たちの実生活に役立つ部分がたくさんあります。
 
成功にも、失敗にも必ず裏付けとなるものが存在します。
 
それを理解することであなたが何をやるべきかが明確になるでしょう。

論理的な思考が身に付く


 
さて、最後に数学についてです。
 
「数学って正直一番意味なくない?」と思っている方が大勢いらっしゃると思います。
 
数学を勉強することで論理的な思考が身に付くとよく言われます。
 
ではなぜ論理的思考を身につけることが必要なのでしょうか。
 
人に何かを説明するときや何かを提案するときに
 
「私はこの靴が欲しいんです。買ってください」
 
とお願いするのと
 
「この靴は地球環境を第一に考えて開発された靴で、従来の合成素材よりもエネルギー消費を60パーセントも削減でき、さらに履き心地が一般的な靴よりも90%改善され、洗濯も可能でこの靴を履いて生活することで今後靴にかけるコストを年間平均5000円近く削減できる素晴らしい靴なので、購入の検討をお願いします。」
 
とお願いするのでは
 
どちらが要求が通りやすいと思いますか?
 
当然後者の方が要求が通る可能性が高いとおもます。
 
これは、数学の証明に似ていると思いませんか?
 
数学の証明を行う上で具体的な数字を一般化したり
計算式を求めたり
具体的な数値を導いたり
様々な数値や計算式を用いて相手を納得させます。
 
そして数学の場合は誰一人例外なく納得させなければいけません
 
これってすごいことだと思いませんか?
 
すべての人を論理的な説明で納得させることができたらあなたはスーパー営業マンになれますよ(笑)
 
数学を学ぶことで数字を用いて主張に具体性を持たせて論理的に相手に伝える技術を学ぶことができるのです。

勉強したくない自分を正当化していない?


私がよくみなさんにお勧めする著書である
「嫌われる勇気」の中には目的論的考え方というものがあります。
 
勉強から逃げる人は、
「自分は頭が悪いから勉強ができない」
と原因論的に考えてしまいます。
 
しかしそれは目的論的考え方では異なります。
 
あなたが勉強から逃げているのは、
「勉強したとしてもできなかった時の自分を認めるのが怖いから」
なんです。
 
もし、勉強に挑戦しようと思って、できなかった時に
やはり自分は頭が悪いと自信を損なってしまいます。
周り方ばかにされるかもしれません。
 
つまり勉強から逃げることで自分のプライドが傷つくことから守っているのです。
 
そのために自分が勉強しなくてもいい最もな理由をつけて自分を勉強から遠ざけているのです。
 
まずは、自分ができないことを認めましょう。
 
誰だって最初は初心者です。
歩くこともできなかった挑戦者なのです。
 
でも、何かにつかまって立ち上がって、歩いては転んで、時には体をぶつけて何度も何度も歩くために挑戦してきたから、歩くことができているのです。
 
勉強も同じです。
テストで思うような点が出なくても、諦めずに続けてください。
時には馬鹿にされたり怒られたりすることもあるでしょう。
でも、それは自分が成長している証です。
 
人は、他人が変わろうとすることを極度に恐る生き物です。
変化している人がいると、変化していない自分が惨めに思えてくるからです。
 
だから、馬鹿にしたり、足をひっぱたりしてなんとしてでもあなたが変わろうとすることを阻止しようとするのです。
 
だから、周りは気にせず思いっきり自分の思うままに勉強して見てください。
 
間違っていたらまた修正すれば良いのです。

勉強する意味のまとめ

いかがだったでしょうか。
 
この記事を読んでなぜ勉強しなければいけないのか少しでも掴んでくれたら幸いです。
 
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